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チャールズ・オリヴィエリ=モンロー ニュース&コンサート・レヴュー  


オリヴィエリ=モンロー&北西ドイツ・フィル

ディ・グロッケ紙 2009年6月6日付
 指揮者チャールズ=オリヴィエリ・モンローは、躍動するエネルギーとそのカリスマでオーケストラ[北西ドイツ・フィルハーモニー管弦楽団]を最高のパフォーマンスへと導いた。豊かな身体表現で作品が持つポリフォニックな質感を引き出し、オーケストラ全体のサウンドに見事な透明感をもたらしている。管楽器は並外れたパワーと豊かな音色で演奏し、そのソロにおいても魅力を放っていた。指揮者とオーケストラの間にしっかりとしたコミュニケーションが感じられる。ベートーヴェンの交響曲『エロイカ』の演奏では、モンローはあらん限りの叙情性と劇的効果を展開して見せた。彼が作品に寄せる共感は説得力を持ち、音楽のよきメディエーター(媒介者)であった。

リピッシェ・ランデスツァイトゥング紙 2009年6月6日付 
 チャールズ=オリヴィエリ・モンローが独奏ヴァイオリンのボリス・ブロヴツィンとオーケストラの間を見事につないでみせた。ブラームスのヴァイオリン協奏曲は聴く者を引き込まずにはおかぬ演奏。モンローは細心十全の気配りでありながらこれ見よがしなところがなく、彼の手によりソリストとオーケストラがひとつに融け合うさまは、まさに他に類を見ぬものがあった。ベートーヴェンの『エロイカ』では北西ドイツ・フィルハーモニー管弦楽団が華々しい演奏をみせる。モンローは極めて精妙で繊細なバトン技術を駆使し、ここぞという場面で格別の緊張感と盛り上がりをつくりだした。

ヴェストファーレン・ブラット紙 2009年6月7日付
 この夜のコンサートは、土壇場に交代で入った指揮者チャールズ=オリヴィエリ・モンローにとって特に重要なものとなった。モンローがこのオーケストラ[北西ドイツ・フィル]の演奏で生み出した調和は実に感動的であった。『エロイカ』の第1楽章はいきなりパッション溢れるエネルギーをみなぎらせて始まったが、同時に驚くほどの軽快さを具えていた。内省的なパッセージが外向的なエピソードと好対照を成している。炎のように激しいフィナーレが閉じると、聴衆の力強い拍手がいつまでも続いたのであった。

ノイエ・ヴェストフェーリッシェ紙 2009年6月7日付
 北西ドイツ・フィルハーモニー管弦楽団の団員たちは、この精密でエネルギッシュな客員指揮者チャールズ=オリヴィエリ・モンローによって明確に動機付けられ導かれていた。直前に交代したこの若きカナダ人指揮者はオーケストラから完全な尊敬を受けていた。モンローは我々に革命的で爆発せんばかりの『エロイカ』を聴かせてくれた。



オリヴィエリ=モンロー&チェコ・フィル
絶賛を博した『讃歌』


 

2009年3月12・13日 プラハ ルドルフィヌム

 すでにチェコ共和国と長年のつながりをもつ若きカナダ人指揮者、チャールズ・オリヴィエリ=モンローが、木曜日と金曜日にチェコ・フィルハーモニーを指揮し、すでにその疑いの余地もない才能を示してルドルフィヌム・ホールに詰め掛けた熱心な聴衆を魅了した。プログラムはひねりにひねったものだった。ベルギーの現代音楽作曲家による作品の世界初演と、メンデルスゾーンの作品の中でも重要な意味を持ちながら、滅多に演奏されることのない交響曲変ロ長調。「讃歌」と題されたこの交響曲は、3名のソリストと大人数の合唱が入る交響カンタータである。オリヴィエリ=モンローはすべての演奏家をまとめ、見事な結果をもたらした。さらに、ブーデヴェイン・コクスがチェコ・フィルハーモニーの委嘱によって書いた交響曲第1番。異国情緒溢れる楽器を使用することで、独特な面白みを生み出しているこの作品でも、オリヴィエリ=モンローは聴衆から熱狂的な反応を得た。


2009. 3/17 PRAVO紙



Winter 2008/09 News

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チェコ音楽に、新たな若き大使
トロント出身の若きカリスマ、RCAレッド・シールと初のレコーディング

 今年のチャールズ・オリヴィエリ=モンローは、モントリオールとトロントの両交響楽団に始まって北京交響楽団に至るまで、まさに地球を縦横に駆け巡る活躍であった。ヨーロッパに戻っては、プラハ・フィルハーモニー管弦楽団を率いてフランス・ツァーを行い、ライプチヒ放送交響楽団とはドヴォルザークの演奏会用序曲全曲を録音している。米国では、2008年夏にクレスティッド・ビュートでのコロラド・フェスティバルとテキサスのラウンド・トップ・フェスティバルに出演。その極めて評価の高いチェコ及びスラブ系レパートリーの演奏によって、当地でますますその人気が高まっている。12月4日には、手勢のノース・チェコ・フィルハーモニー管弦楽団との特別コンサートを、国営チェコ・ラジオがライヴで放送する。演奏されるのは、このほど発掘されたカレル・アンチェルの『シンフォニエッタ』とスメタナの弦楽四重奏曲『わが人生より』のジョージ・セルによるオーケストラ・バージョンである。

「チャールズ・オリヴィエリ=モンロー率いるノース・チェコ・フィルハーモニーは、今日にあって、チェコの、そしてヨーロッパのリーディング・オーケストラのひとつである。」
プラハ・ポスト紙

《ノース・チェコ・フィル、黄金の10年》
ノース・チェコ・フィル(在テプリチェ)は170周年を迎えている。リヒャルト・シュトラウスやフェーリクス・ヴァインガルトナー、更にはドホナーニ、ショスタコーヴィッチといった客演指揮者たちを迎えてきた歴史を誇る当楽団は、このところ批評家たちから幾多の賛辞を受ける中で、予算を三倍に増やし規模を大幅に拡大してきた。今シーズンは、プラハ・フィルハーモニー合唱団とのマーラーの交響曲第2番『復活』で幕を開けている。

「注目すべき才能。彼の活躍は広範にわたり、目を瞠る実績をあげている。彼の持つマニエリスムとスタイルが偉大な将来を嘱望させる」
トロント・スター紙

《オペラ》
 昨四月にミラノで『ドン・ジョヴァンニ』を振ったデビューが大成功であったのに続き、来る2月に再び『リゴレット』の公演(2回)を指揮する。また、昨夏クレスティッド・ビュートのコロラド・フェスティバルで新演出による『ファルスタッフ』の指揮したほか、来年にはマルティヌーのガラ・コンサートを2回振ってプラハ国立オペラでのデビューを果たす。

「ドヴォルザークの『ルサルカ』での多彩で、内容豊かに細部まで作りこまれた演奏が、オーケストラと聴衆をあまねく熱中の渦に巻き込まぬわけがなかった」
サンデー・タイムズ紙

《今シーズンの動き、予定》
RCAレッド・シールからCD発売:内容はアマゾン・ドットコムをご覧ください
近日売り出しCD:グラミー賞ノミネートのトランペット奏者ニクラス・エクルンドと共演でナクソスより

デビュー
2008年10月15日 モントリオール交響楽団
2009年1月16日  サヴァリア・フィルハーモニー管弦楽団(ハンガリー)
2009年2月6日  ヴァレンシア・オーケストラ
2009年10月30日 サンティアゴ・フィルハーモニー管弦楽団(チリ)
2009年11月28日 台北交響楽団

ミラノ・オペラに再登板 2009年2月14日と15日 リゴレット
フランス・ツァー    2008年12月10日〜22日 プラハ・フィルハーモニー管弦楽団

プラハの三大オーケストラとの2009年予定
3月12日・13日 チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
4月2日 プラハ交響楽団(FOK)
4月20日 チェコ放送交響楽団

マーラーの交響曲第2番『復活』を三楽団と共演
2008年10月9日 ノース・チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
2009年4月30日 ビアリストック・フィルハーモニー管弦楽団(ポーランド)
2009年6月18日・19日 ブカレスト・フィルハーモニー管弦楽団



プラハ・フィル、ソル・ガベッタ(チェロ)とレコーディング

 オリヴィエリ=モンローはこの春、プラハ・フィルハーモニー管弦楽団と組んで初のCDとなるオペラ作品を録音している。このコラボレーションに今度はチェリストのソル・ガベッタが加わり、更に来年にはツアーも予定されている。

冒険的なプログラムは大いに称賛に値する。
ニューヨーク・タイムズ紙


ヨーロッパと米国でオペラ・デビュー
 ミラノでモーツァルトの『ドン・ジョヴァンニ』を二度指揮しオペラ・デビューを飾った。これは重要な成果である。来シーズンもロッシーニの『セビリアの理髪師』の指揮に招かれている。直近のオペラとしては、この7月に首席指揮者を務めるコロラドのクレステッド・ビュート・フェスティバルでヴェルディの『ファルスタッフ』を3公演指揮する予定だ。

カレル・アンチェルの作品を発見
 オリヴィエリ=モンローはトロントで、伝説的なチェコ人指揮者アンチェルが書いた現存する唯一の楽譜を見出した。カレル・アンチェル作曲の『シンフォニエッタ』である。今年後半にヨーロッパでこの作品の初演を行い、BBC交響楽団との録音も予定されている。

2000年の「プラハの春国際指揮者コンクール」で優勝して以来、
聴衆を驚嘆させ続けている。

プラハ・ポスト紙


ノース・チェコ・フィルハーモニー管弦楽団、トップにランクされる
 ノース・チェコ・フィルハーモニーはオリヴィエリ=モンローを迎え11年目となるが、1997年(着任の年)以来毎年一人ずつ増員し規模を拡大してきた。確実なプランニングと現代的な経営管理、そして称賛の声も高い芸術的ビジョンの賜物である。オリヴィエリ=モンローの精力的なリーダーシップの下で、ノース・チェコ・フィルはその録音が高く評価され、新作の委嘱と世界初演、ライブでの放送、そして革新的なプログラムによって、チェコでも傑出した楽団に成長した。チェコの代表的全国紙DNESの調査で、同楽団が地域の文化組織_団体のトップにランクされたのを受けて、市当局よりスタインウェイの新しいグランド・ピアノが贈られた。

真の指揮者
ロンドン・ガイド


母国カナダへ
 2008年、オリヴィエリ=モンローは再びトロント交響楽団の指揮に招かれており、モントリオール交響楽団とのデビューも果たす。指揮するのは得意とするチェコ物で、ドヴォルザークの交響曲第5番と交響詩『真昼の魔女』、そしてめったに演奏されることのないスメタナのオペラ『秘密』の曲などである。

新しいフェスティバルが二つ
 ドイツのインターリージョナル交響楽団とコロラド・クレステッド・ビュート・フェスティバルが、それぞれの夏のフェスティバルにオリヴィエリ=モンローを首席指揮者として任命。ヨーロッパにベースを置く国際的ユース・オーケストラとしてはトップレベルにあるIRO(インターリージョナル・オーケストラ)は、8月にこの若きカナダ人指揮者と三回のコンサートを行う。コロラドのフェスティバルは7月に行われ、コンサートとオペラがそれぞれ3回開かれる。またオリヴィエリ=モンローはピアニストとしてチェロのアレクサンダー・シャイレ(フェスティバルの音楽監督を務める)と共演することにもなっている。



“若き日のカラヤンとフルトヴェングラーを合わせた如し”


“明瞭で澄んだ音がこのコンサート全体の基調となっていた。若きカナダ人指揮者チャールズ・オリヴィエリ=モンローがオーケストラから引き出してみせた美とエレガンスには、納得の一言である。チャイコフスキーの交響曲第一番『冬の日の幻想』で、叙情からほとばしる激情へと変容させていった手腕は実に見事であった。”
2006年 ハンブルグ/シュレスヴィッヒ・ホルシュタイン州

“・・・チェコ系作品のスペシャリストである。そのことはスメタナの『シャールカ』の秀逸な演奏を聴けばすぐにわかった。演奏的にみて、この『シャールカ』がこのコンサートの佳境であったといえる。カルガリー・フィルハーモニー管弦楽団の演奏は、このスメタナの作品に求められるパワーと優雅な叙情性を備えていた。オリヴィエリ=モンローの明快で無駄のない指揮にカルガリー・フィルはよく応えていた。音楽全体の印象としては、透明感がありよくバランスがとれていた。”
2005年 カルガリー・ヘラルド紙

“オリヴィエリ=モンローは生気に溢れ魅力的で、その上カリスマさえ感じさせる指揮者であることを示した。根っからのロマンティストであり、色彩豊かでドラマチックな効果をあげるべく十全に気を配っていた。音楽の流れに対する優れて鋭敏な感覚をもち、それは音楽構成に対する同様に優れた感覚によって常に裏打ちされているようであった。”
2005年7月 サンアントニオ・エクスプレス紙

“・・・若き日のカラヤンとフルトヴェングラーを合わせたようだ”
2004年 南西ドイツ新聞

“オリヴィエリ=モンローの洗練された指揮スタイルが見事に披露された演奏であった。今年の客演指揮者達の中では、この生まれながらの指揮者といえるオリヴィエリ=モンローの指揮が最も心惹かれるものであった。”
2004年1月 エドモントン・ジャーナル

“チェコ放送交響楽団は、強力でインスピレーションを与えられる指揮者の下であれば、俄然力を発揮できることを再び証明してみせた。若きカナダ人指揮者チャールズ・オリヴィエリ=モンローの指揮は、ジェスチャーが明快で音楽内部のつくりをわかりやすく描き出しており、それはまさしく「強力でインスピレーションを与える」指揮であった。”
2004年 リドヴィ・ノヴィニ紙(プラハ)

“チャールズ・オリヴィエリ=モンローは、わかりやすくて淀みない、表現豊かな指揮スタイルを遺憾なく発揮した。コントラストを見事に際立たせ、リズムにはメリハリが効いている。 [略] 実際、彼がトロント交響楽団にもたらしたエネルギーは素晴らしく、自分としては今後も何度もトロント響を振ってくれることを切に望むものだ。全体の印象として、月並みなVHSの映像を長年見続けた後で初めてDVDを見たのに匹敵する鮮烈さがあった。オーケストラはきびきびと引き締まってバランスがとれ、その生気溢れる演奏は心に残る。”
2003年 トロント・スター紙

“オリヴィエリ=モンローはオランダ・シンフォニアの首席指揮者の有力候補たるにふさわしいことを示した。有能な指揮振りには威厳もあり、彼独特の振りは優雅で示唆に富み、かつ効果的である。ショスタコーヴィッチは、本来そうあるべきといった響きの素晴らしい演奏で、多様で一筋縄では捉えられない魅力があった。エキサイティング且つヴィルトオーソ的でありながら、同時に成熟も感じさせる。”
2002年 NRCハンデルスブラット カスパー・ジャンセン



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