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KCM Concert Series at Osaka Club No.62

大正時代の洋館建築で味わうヨーロッパ音楽の粋!

クラリネット、ヴィオラ、ピアノという珍しい編成による不朽の傑作!
名手たちの妙技と調和をごく間近でお楽しみいただけます。
“シューマンのおとぎ話』”
       
横川 晴児   安藤 裕子   三輪 郁  


●クラリネット:横川 晴児(元NHK交響楽団首席)
●ヴィオラ:安藤 裕子(藝大フィルハーモニア首席)
●ピアノ:三輪 郁



◆モーツァルト:「ケーゲルシュタット・トリオ」変ホ長調 K.498(クラリネット・ヴィオラ・ピアノ)
◆ブラームス:ヴィオラ・ソナタ 第2番 変ホ長調 op.120-2
◆シューマン:「幻想小曲集」op.73(クラリネット・ピアノ)
◆シューマン:「おとぎ話」op.132(クラリネット・ヴィオラ・ピアノ)



2012年 3月2日(金)19:00開演(18:30開場)
会場:大阪倶楽部4階ホール 1924年(大正十三年)落成 国 登録有形文化財
御堂筋線・京阪線「淀屋橋」駅9番・10番出口から西へ約100m、鶴屋八幡 隣
〒541-0042 大阪市中央区今橋四丁目4番11号


※大阪倶楽部は本来、会員制社交倶楽部につき、公演当日18:30以前のご入館はお断り致します。


 入場料金(自由席・税込)

●当日一般券:¥5,500
●前売一般券:¥4,500
早期購入券:¥3,5009/29(木) 〜'12. 1/20(金)迄、コジマ・コンサートにて限定数取扱

※前売券の販売枚数が会場定員に達した場合は、当日券の販売はございません。
※未就学児のご入場はご遠慮願います。
※やむを得ない事情により、出演者・演奏曲目等が変更となる場合でも、 公演中止以外での入場料払戻は
 致しませんのであらかじめご了承願います。


後援:毎日新聞社

 
 発売開始日
9/29(木) 一般発売開始  
 チケットお申し込み


※御座席のご指定はお任せいただきます。
※御支払い方法は銀行振込。(公演日直前の予約に限り当日精算)
※原則的に公演日2日前まで受付可能です。
注:発売開始日当日は、お電話でのご予約が優先されます。



※指定席公演は御座席が指定できます。
※クレジットカード精算が可能です。
※お近くのファミリーマート・セブン-イレブンでチケットが受け取れます。
※システム利用料、店頭発券手数料又は配送料が別途必要となります。
※公演日7日前までで取扱を終了します。



※指定席公演は御座席が指定できます。
※御支払い方法は銀行振込。(公演日直前の予約に限り当日精算)
※公演日前最終営業日まで承ります。(10:00〜18:00/土曜〜15:00 日祝休業)

 
 プロフィール


横川 晴児(クラリネット)
 東京都出身。クラリネットを浅井俊雄、細野孝興、ジャック・ランスロ、ユリス・ドゥレクリューズ、ワルター・ボイケンズ、ギ・ドゥプリュ、室内楽をレーヌ・フラショー、ピエール・ピエルロの各氏に師事。1968年に渡仏、ルーアン音楽院、パリ国立高等音楽院をともに一等賞を得て卒業後、フランス国内で演奏活動を行う。帰国後東京フィルハーモニー交響楽団首席奏者に就任、1986年にNHK交響楽団首席奏者に就任。
 ソリストとしても、N響定期公演はじめ国内各地の主要オーケストラにおいて、外山雄三、尾高忠明、オトマール・スウィトナー、ヘルベルト・ブロムシュテット、ジャン・フルネ、フィリップ・アントルモン、アンドレイ・ボレイコ他、数多くの指揮者と共演するほか、国外でもBBCスコットランド交響楽団やKBS交響楽団に招かれるなど、活躍の場を広げている。
 室内楽の分野では、1998年にはフランスのプラドにおける、カザルス・フェスティヴァルに招待されたほか、国内外において数々の音楽祭・演奏会でアンリエット・ピュイグ=ロジェ、ヴォルフガング・サヴァリッシュ、ピエール・ロラン=エマール、ヨーヨー・マ、レジス・パスキエ、他著名なソリストたちと共演している。2001年にはクラリネット奏者として名高いアルフレート・プリンツのピアノで、ブラームスのクラリネットソナタ集をBMGファンハウスよりリリース、「レコード芸術」誌では特選に選ばれた。また同時に行ったリサイタルも話題となった。2002年からは、軽井沢国際音楽祭で音楽監督を務めている。2010年2月NHK交響楽団を定年により退職。
 フランスのトゥーロン国際コンクール審査員(1991年・1997年)、ジュネーブ国際コンクール審査員(1997年)アンリ・デュティユ国際作曲コンクール審査員(2004年),カール・ニールセン国際コンクール審査員(2005年)等を務める。また、国内外でマスタークラスを行うなど後進の指導にあたるほか、近年は指揮者としても活動している。
 1988年第2回グローバル音楽奨励賞受賞。2009年有馬賞受賞。また作品に「Un Miroir Cass氏v、著書に「Les gammes et les doigt市」(Leduc) がある。
 現在、国立音楽大学客員教授、トート音楽院学院長、パリ・ビュッフェ・クランポン社専属テスター、リコ・インターナショナル社専属テスター、習志野文化ホール理事。


安藤 裕子(ヴィオラ)
 東京藝術大学修士課程修了。ヴィオラを菅沼準二氏に師事。
 第3回日本室内楽コンクール第1位。第17回ヴィットリオ・グイ国際室内楽コンクール第2位、デュオ部門最高位。第52回ジュネーブ国際コンクールヴィオラ部門セミファイナリスト。94年安宅賞、97年大垣音楽祭最優秀新人賞受賞。
 これまでにソリストとして、ゲルハルト・ボッセやフェリックス・アーヨなどの巨匠や新日本フィル、東京フィル、英国ロイヤル・アカデミー・オーケストラなどと共演したほか、サイトウキネンフェスティバル、宮崎国際音楽祭等、各地の音楽祭への参加も数多い。
 札幌コンサートホールの初代レジデンス・クヮルテットKitara Hall Quartet や室内楽グループ『Opus1』の結成、さらに東京オペラシティ・リサイタルシリーズ “ B→C“などでのソロ・リサイタルなどを通じて、日本を代表する若手ヴィオリストの一人として注目を集めている。
 2001年から2004年まで東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団ヴィオラ首席奏者を務め、2004年には藝大フィルハーモニアヴィオラ首席奏者に就任。
 この他にも国内主要オーケストラから客演首席奏者としてしばしば招かれるほか、紀尾井シンフォニエッタ東京、ジャパン・チェンバー・オーケストラのメンバー、さらに室内楽活動やNHK-FMなどへの出演など多方面に活躍している。
 現在、東京藝術大学非常勤講師、藝大フィルハーモニア(東京藝術大学管弦楽研究部)ヴィオラ首席奏者。


三輪 郁(ピアノ)
 今、もっともウィーンの薫りを伝え得ると思われる日本人ピアニスト 三輪 郁はウィーン・フィルの首席奏者たちから大きな信頼を得ており、コンサートマスターのライナー・キュッヒル、ライナー・ホーネック、フォルクハルト・シュトイデ、首席フルーティストのヴォルフガング・シュルツ、更にホーネックと首席チェリストのフランツ・バルトロメイ、首席クラリネットのエルンスト・オッテンザマーによる“ウィーン・ゾリステン・トリオ”等と度々共演。 さらにベルリン・フィルの首席奏者 エマニュエル・パユ(フルート)、ラデク・バボラク(ホルン)、更に元首席オーボエ奏者で指揮者でもあるハンスイョルク・シェレンベルガーなどと共演している。

 代々音楽家の家系に生まれ、優れた音楽環境の中で育った三輪 郁は、幼少期からピアノに親しみ、三浦みどり、大島久子、ハンス・グラーフ、ヴォルフガング・ヴァッツィンガー、ハインツ・メディモレックらに師事している。桐朋女子高等学校を経て、ウィーン国立音楽大学及び大学院に学んだ三輪 郁は満場一致の最優秀で修了し、オーストリア政府からその業績が表彰された。
  その後はイタリアのフィナーレ・リグレにおける“パルマ・ドーロ”国際コンクールにおいて審査員全員一致で第一位に選ばれたほか、ドイツ・ドルトムント国際シューベルトコンクールや浜松国際ピアノコンクールなどでも入賞している。

 これを契機にウィーンを拠点とした演奏活動が本格化する。ウィーン楽友協会・ブラームスザールやウィーン・コンツェルトハウスでのコンサートのほか、ドルトムント・フィル、メクレンベルク・シュターツカペレ・シュヴェーリン、ドイツ・ハレ歌劇場管弦楽団、ノルウェー放送交響楽団、オールボー交響楽団、セヴィリア王立交響楽団、ニース交響楽団、ソフィア・フィル、北京交響楽団、広州交響楽団などと共演しており、日本でも新日本フィル、東京フィル、東京シティフィル、大阪センチュリー交響楽団、大阪交響楽団、関西フィル、札幌交響楽団、群馬交響楽団、名古屋フィル、セントラル愛知交響楽団、オーケストラ・アンサンブル金沢、紀尾井シンフォニエッタ東京などと、ソリストとして共演する他、NHK交響楽団や新日本フィルなど日本のオーケストラのコンサートマスター、首席奏者たちとの室内楽コンサートでの数多くの共演を通じての音楽的信頼も厚い。

 東京においては2003年から2006年まで、ウィーン時代のモーツァルトに焦点をあてたコンサートシリーズ『4254日の奇蹟〜ウィーンのモーツァルト』を企画開催し、大きな注目を集めた。ピアノのためのソロ作品のみならず、オペラや管弦楽作品のピアノ版演奏、更にピアノ協奏曲を含む5公演はウィーンの空気をふんだんに吹き込むような演奏で魅了して高い評価を得た。その一方で、テレビ番組化されたドラマ『のだめカンタービレ』(フジテレビ)をはじめ『のだめ』関連のピアノ音楽監修や落語家 春風亭小朝とのコラボレーション、さらにエッセイを出版するなどその活動は多彩を極めている。
 三輪 郁の演奏は放送、CDなどでも聴くことができるが、最近では特に『バルトーク:ピアノ作品集』《Miwa Iku-Schubert》(販売元:キング・インターナショナル、発売元:風樂)《Mozartiana/Iku Miwa》(制作:オクタヴィア・レコード)などをリリース。それぞれ『レコード芸術』誌『特選盤』『準特選盤』に選ばれるなど好評を博している。

 ソリストとして、室内楽奏者として、ウィーンの演奏様式を伝承する魅力溢れる音楽家 三輪 郁は古典から現代における幅広いレパートリーを持つピアニストとして、今後一層の活躍が多いに期待されている。



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