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湯浅 卓雄 新聞・雑誌・インターネット 掲載記事

毎日新聞(夕刊) '07 8月2日

橋渡し役の湯浅卓雄
市民共演こそ平和の証し

 8月は平和への祈りを込めた音楽会が相次ぐ。今年注目したいのはブリテン「戦争レクイエム」(4日、大阪・フェスティバルホール)。二つのオーケストラ、大合唱団、独唱3人を要するために演奏機会が少ない。第二次世界大戦の悲しみから生まれたこの曲を、日英両国の市民合唱団が心を一つにして歌う。
 共演するのは大阪シンフォニッククワイアと、英国のハダスフィールド合唱協会とトリニティ少年合唱団。大阪出身で、両国を拠点にする指揮者の湯浅卓雄が橋渡しをした。英国側は「8月に日本でこの曲を歌うのは意義深いこと」と快諾し、1年半前から合唱団間の打ち合わせを開始。湯浅も帰国のたびに大阪の合唱団を指導してきた。
 これに大阪フィルハーモニー交響楽団といずみシンフォニエッタ大阪、岡崎他加子、マーティン・ヒル(英)、井原秀人の独唱が加わり、総勢350人以上で演奏する。
 湯浅は「『戦争反対』と言葉にする以上に、音楽が平和への願いを雄弁に語るはず。2カ国の音楽家が同じ舞台に立つことこそ平和の証しだし、その姿から聴衆も思いを共有していただけたら」と語る。午後4時開演。コジマ・コンサートマネジメント(06・6241・8255)
(出水 奈美)