コジママーク コジマ・コンサートマネジメント  
TEL:03-5379-3733/FAX:03-3353-6881 アーティストサービス TEL:03-3353-0593/FAX:03-3353-0517

 
ハダーズフィールド合唱協会
  ハダーズフィールド合唱協会  

ハダーズフィールド合唱協会は1836年、16名の地元の音楽家によって結成され、主に非国教会の混声合唱団からメンバーを募った。結成当初、約70名の合唱員と楽員は毎月リハーサルを行い、友人や定期会員の前で3ヶ月に一度公演した。今日合唱団員は約200名を数え(1930年代には400名に達した)、オラトリオや宗教音楽のみならず、コンサート・オペラ、ポピュラー音楽、現代作品に及ぶ広いレパートリーを有している。毎年定期コンサートシーズンに加えて英国各地で公演を頻繁に行っているが、いずれも非常に人気が高く、売り切れが続き、コンサートによっては2年以上のキャンセル待ち状態となっている。

サー・ヘンリー・カワード、サー・マルコム・サージェント、サー・ジョン・プリチャード、オウェイン・アーウェル・ヒューズ、ジェイン・グローヴァー、マーティン・ブラビンズ等の著名な常任指揮者や、ハーバート・バージェット、ニナ・ウォーカー、ブライアン・ケイ、ジョナサン・グリーヴズ=スミス、ポール・レディントン・ライト、ジョセフ・カレン等のコーラス・マスターのもとで、英国のアマチュア・コーラスの伝統における最高の合唱団という評価を世界的に確立してきた。客演指揮には、ワシーリ・シナイスキー、ヤン・パスカル・トルトゥリエ、ショーン・エドワーズ、ニコラス・クレオバリー、ヘンリー・クリストファーズ、マーク・エルダー、エルガー・ハワース、チャールズ・マッケラス、オダリン・デ・ラ・マルティネッツ、ヴァーノン・ハンドリー、ポール・ダニエルを招いている。

ハダーズフィールド・タウン・ホールでの定期的なコンサートに加え、1887年からはロンドンでも定期的に演奏している。1951年にはロイヤル・フェスティバル・ホールでの英国祭の催しに参加し、また近年ではロイヤル・アルバート・ホールでのプロムナード・コンサートにも登場している。また、毎年ロイヤル・アルバート・ホールで開催しているヘンデルの「メサイア」の公演は、ロンドンの聴衆の間で高い人気を得ている。ロンドン以外の英国各地もしばしば訪れているほか、ウィーン、ベルリン、ミュンヘン、ボストン、アムステルダム、ブリュッセル、ブラティスラヴァ、ブルノをはじめ、世界の多くの音楽主要都市でコンサートを行っている。

ハダーズフィールド合唱協会はスタンダードな合唱曲の演奏のみならず、新作の委嘱でも高い評価を受けている。最近では西暦2000年を祝ってコリン・マシューズに委嘱した作品「アフタートーン − エドマンド・ブランデンの3つの景色(Aftertones _ Three Landscapes of Edmund Blunden)」を2000年5月に世界初演し、絶賛を博した。この作品は現代のクラシック作品となっている。この他ハダーズフィールド合唱協会は、1961年に創立125周年を記念してウォルトンに「グロリア」を委嘱し、またヴォーン=ウィリアムスの「我等に平安を与えたまえ(Dona Nobis Pacem)」、ポール・パターソンの「スターバト・マーテル(Stabat Mater)」、デイヴィッド・マシューズの「Vespers」等も委嘱している。

最近のシーズンの顕著な活動では、バーミンガムでの創立150周年記念のメンデルスゾーン「エリア」、マンチェスターのブリッジウォーター・ホールのオープニング・シーズン・コンサート、2000年のエルガー「ジェロンティアスの夢」、ホセ・カレーラス、キリ・テ・カナワとのオペラ・ガラ、ハダーズフィールドのマックアルパイン・スタジアム並びにニューキャッスル・アリーナでのクラシカル・スペクタキュラー公演などが挙げられる。さらに、人気のテノール歌手ラッセル・ワトソンが2001年5月にリーズに新たにオープンしたミレニアム・スクエアーから行った初のテレビ中継コンサートにおいて、ワトソンのバック・コーラスを歌うなど、その活動は多岐に及ぶ。
多忙を極めた昨シーズンは、ポール・ダニエル指揮によるウォルトンの「ベルシャザールの饗宴」と「グロリア」のコンサートとCD録音、イーリー大聖堂からラジオ放送された「グッド・フライデー」での演奏、ハダーズフィールド合唱協会でかつて首席指揮者を務めたオウェイン・アーウェル・ヒューズの招きによって出演したウェールズ・プロムスでのヴェルディ「レクイエム」などでも活躍した。

ハダーズフィールド合唱協会の評判は多くのCD録音を通じてコンサート会場の枠を越えて広がっている。そのコンサートの模様はBBCラジオ第2、第3、第4で定期的に放送されており、BBCラジオ第2では、昨シーズンのハダーズフィールド・タウン・ホールでのコンサートが生中継された。さらにテレビでもとりあげられており、ロイヤル・バラエティー・パフォーマンスやヴェルディ「レクイエム」のガラ・コンサートが放送されたほか、「ソング・オブ・プレイズ」では、1999年の待降節の特別番組や2001年6月の3回連続シリーズを含む数回の番組で特集されている。ミレニアム・スクエアーからのラッセル・ワトソンのコンサートは2001年5月のスプリング・バンク・ホリデーの休日にBBC1でプライム・タイムに放送され、370万人が聴取した。

近年インターネットによって海外とのコミュニケーションの幅が広がったことにより、ハダーズフィールド合唱協会のサウンドの愛好者が世界中に広く存在していることがわかってきた。合唱協会のウェブサイトには常に世界各地からアクセスがあり、称賛のメッセージが遠くオーストラリアやアメリカ、そしてハリファックス(カナダのノバスコシア州)と、世界中からEメールで寄せられている。また、「賛美歌集アルバム」を求める声も多数寄せられた。このCDは先日HMVより再リリースされ、強い要望にやっと応えることができた。

ハダーズフィールド合唱協会のメンバーはコンサートや録音の活動に加え、プロの歌手による声楽のトレーニングに定期的に参加し、週末のワークショップやその他様々な社交行事に参加している。また、ハダーズフィールド合唱協会ユース・クワイアーとヤング・ヴォイスの2つの優れた青少年合唱団を支援している。



公演詳細に戻る公演スケジュール一覧に戻る