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セバスティアン・マンツ(クラリネット)Sebastian Manz (Clarinet)

“滅多に1位を出さない”ことで著名なミュンヘン国際音楽コンクール。
そのクラリネット部門で実に40年ぶりに第一位が授与された。(2008年)
セバスティアン・マンツ。当時22歳のドイツの若者は
歴史にその名前を刻むこととなった。
2010年からシュトゥットガルト放送交響楽団 首席クラリネット奏者
     

 2008年9月、当時弱冠22歳のセバスティアン・マンツは“滅多に1位を出さない”ことで名高い、ミュンヘン国際音楽コンクール・クラリネット部門で40年ぶりとなる第1位に輝いただけでなく、誰もが望む聴衆賞、オスナーブリュック音楽賞などの特別賞を獲得した。ザビーネ・マイヤーとライナー・ヴェーレの教え子であるマンツには、その後直ちにバイエルン放送交響楽団との共演が実現し、放送されたほか、シュトゥットガルト放送交響楽団、ザールブリュッケン・カイザースラウテルン・ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団、北西ドイツ・フィルハーモニー管弦楽団、コレギウム・ムジクム・バーゼルなどとの共演が続いた。
 尚、そのミュンヘン国際音楽コンクールの数ヶ月前には、ピアノのマルティン・クレットと組んだ『デュオ・リウル』として、ドイツ音楽評議会(ボン)主催の2008年ドイツ音楽コンクールのクラリネット・ピアノ・デュオ部門で優勝している。
 セバスティアン・マンツは1986年ハノーファーで、共にピアニストのユリア・ゴルトシュタインとヴォルフガング・マンツを両親として生まれ、ヴァイオリンのボリス・ゴルトシュタインは祖父にあたる。6歳の時にハノーファー少年合唱団に入り、巨匠エリオット・ガーディナーやレナード・スラトキンらと出会う。
 7歳よりクラリネットを学び始め、11歳でジュニア学生としてリューベック音楽大学のザビーネ・マイヤーとライナー・ヴェーレのクラスで学び、17歳からは正規の学生となった。13歳でソリストとしてハノーファー音楽院オーケストラと最初のツァーを経験し、ユンゲ・ドイチェ・フィルハーモニー管弦楽団にも参加。非常に若くしてゲッティンゲン交響楽団、ニュルンベルク交響楽団、ホーフ交響楽団、ミュンヘン交響楽団、ダルムシュタット国立管弦楽団、ヴュルテンベルク室内管弦楽団、ウィーン室内管弦楽団などと共演。 また、これまでにメクレンブルク・フォアポメルンや、ルードヴィヒスブルク、マインツ、ハイデルベルク、ラインガウの音楽祭にも参加している。
 2010/11シーズンから、シュトゥットガルト放送交響楽団首席クラリネット奏者に就任し、大きな注目を集める一方、ソリストとしてもミュンヘン交響楽団、ロストック北ドイツ・フィル、ヴュルテンベルク室内管弦楽団などと共演の予定。他に、バート・キッシンゲンとメクレンブルク・フォアポメルン音楽祭から招待を受けており、また様々な室内楽アンサンブルの形でミュンヘン、ベルリンをはじめとする欧州各都市で活発な演奏活動を展開。
 まだ、非常に若くしてすでに完成された音楽家であるセバスティアン・マンツの今後に対する欧州音楽界の期待は非常に大きいと申しても決して過言ではないであろう。

使用楽器:ヘルベルト・ヴルリッツァー製クラリネット,リードはアルンドスの「アイーダ」

2010年12月現在

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